日本企業にとって中国ビジネスの重要性は、「生産拠点」、「販売市場」から訪日中国人を対象とする「インバウンドビジネス」へと拡がり、厚みを増しています。
「チャイナ・ビズ・フォーラム(China biz Forum)」では、中国ビジネスのさらなる拡大を検討されている企業、或いはこれから検討を始めようとされている企業やビジネスパーソンに対し、事例紹介を通じて中国市場の特質、リスクを踏まえた攻略の秘訣など対中ビジネスの勘所を会得していただくことを目的とします。また、中国ビジネスに強い人材を育成しようとしている企業や教育機関においては、そのアドバイザーとしての役割も果たしていきます。
研究会を主宰する姫田小夏は常に日中間を往復し、情報を収集。その強みを生かし、毎回テーマに沿った報告を行い、参加者と講師による懇談、情報交流を行います。適時、中国ビジネスに携わるゲストを招き、対談形式で臨場感のある実情をお伝えします。また、現地(上海他)開催による、企業視察、中国側ビジネス関係者との交流も実施します。
代 表
姫田小夏(ジャーナリスト)
副 代 表
田丸 周(国際エコノミスト)
廣川雅則(株式会社ダイヤモンドPRセンター代表取締役社長)
理 事
高居宏文(大成法律事務所法律顧問)
佐井 陽(上海平和クリニック代表取締役)
施 潔民(上海友来企業管理諮詢有限公司総経理)
アドバイザー
菊地浩二(株式会社協新製作所代表取締役社長)
事務局長
椿 俊三(マニエール代表取締役)
事務局所在地 東京都渋谷区代々木5-67-9-201(有)マニエール内
Tel 03-3485-6820 Fax 03-3469-3324
E-mail:forum@maniere.co.jp
2010年12月22日
チャイナ・ビズ・フォーラム代表
ジャーナリスト・姫田小夏
大国中国とどう向き合うか――。多くの国がこのテーマに直面し、頭を悩ませています。日本もまた、国家としてのみならず、企業として、また個人としてどう対峙するかが大きな課題となっています。
「座して死を待つのか」、それとも「打って出るのか」という迷いも、中国市場の持つ魅力とともに、そこに存在する大きなリスクの二律背反から来るもので、多くの企業がこの現状とどう向き合うかに逡巡しています。
また、すでに進出した企業も道のりは平坦ではなく、むしろ「こんなはずではなかった」と頭を抱えているのが実情です。
中国の話題には事欠かない昨今ですが、肝心な情報は、或いは本当に必要な情報は十分には伝えられていません。多くの日本人ビジネスマンには「一昔前の情報をいまだ鵜呑みにしている」「日本のメディアが報道した内容を額面通り受け止めている」というケースが散見されます。いずれにしても、変化のスピードの速い中国では情報の劣化も早く、また日本で報道される中国の現状は「現実の中国」とかなりの温度差がある、ということは念頭に置くべきです。
それだけに貴重な「産地直送」の生情報。これをいかにして「必要とする人」に「絞りたて」を届けるか、そんな意識から当研究会は発足しました。事業計画を立てるには、より多くの「現地生情報」を仕入れておく必要がありますし、日本の書籍や雑誌もなかなかそれにキャッチアップすることができない現状においては、膝詰めで「現地は今どうなっているのか」を話し合えるような場が欠かせません。
私は上海に97年から定住し、自身については、「上海に軸足を置きつつ、定点観測を続けてきた数少ない存在」だと自負しております。これまで築いた中国人、日本人人脈とともに、中国語で直接仕入れる中国情報の精度の高さにそのアドバンテージを見いだしています。さらに一貫して大事にしてきたのは「一般民衆の目線」であり、日本企業にとって潜在的な消費者になるであろう彼ら民衆が「今何を求めているのか」に常にアンテナを張っています。こうしたミクロのアプローチが中国における企業活動の隙間を埋めることを願ってやみません。
嫌中、親中という古くさい観念を捨て、「現代の中国人像」「新しい中国観」を養うことこそが成功への早道だと言えるでしょう。逆に言えば、歪んだ中国観は対中ビジネスの、要所要所における決断を誤らせることにもなります。日本から見ていたのでは見えない中国、日本の報道からは読み取れない中国、それを埋めることがこの研究会の存在意義だと言えます。
なお、当研究会は「情報提供」のみならず、「情報交流」も重視しており、さまざまなビジネス経験者から出てくる知恵を総じてビジネス戦略に結びつけて頂くことに価値を見いだしております。中国に感心を寄せる方々の、多方面からのご参加をお待ちいたしております。