たかが見本市、されど見本市 日本の食品、それでも根強いニーズはある!

                                 姫田小夏

上海で孤軍奮闘している日本人の友人、いつもバリバリ仕事をこなす彼女なんですが、「今回の地震のおかげで仕事が吹っ飛んじゃったのよ~」と元気がありません。そのうちのひとつがモーターショーがらみの仕事。日本勢は自粛ムードに抗えず、大幅に活動を制限しているようです

今回、私は日本の食品と農産物の行方について関心を持ってウォッチしているのですが、確かに、出展側からすれば、この時期「見本市どころじゃない」はず。活動制限はやむを得ないわけで、逆にこの時期、「のんきに見本市など・・・」という見方もされないわけではありません。

けれども、ジェトロHPから「世界のビジネスニュース(通商弘報)」にアクセスすると、これだけ問題児扱いされている日本の食品にも「意外な動き」があることがわかります。

 

以下のサマリーからは、震災とはいえ、踏ん張って現地に赴いた企業もあること、また、そうした企業がそこそこの手応えを得ている可能性があることが見えてきます。記事は主催者が書いたこともあり、そこは割り引いてものを見る必要があるとは思いますが、それでも「負けない日本ブランド」というものが透けて見えます。また、成都のイトーヨーカ堂からは取り組み次第で「行ける!」こともあぶり出されます。

 

実際に筆者は上海で日本食を販売している日本人経営者からこんなメールをもらいました。

 

「世界中で日本食品のニーズは根強いらしく、南米から『中国産の日本食品』のオファー来てます」。

 

世界中で根強い日本食品のニーズ――。まずは、せっかく動き始めたこの新たな潮流を絶やさないようにしたいものです。

 

この経営者が当面のしのぎとして検討しているのは、中国産の日本商品の開発。「中国産の日本商品」は日本の日本ブランドとは似て非なるものではありますが、これが先行して広まることで、次の段階で「ホンモノ志向」が発展する可能性もあります。筆者はこの取り組みに興味を持ってウォッチしていこうと思っています。

 

 

★★「世界のビジネスニュース(通商弘報)」より★★

 

日本食の目立った敬遠なし原発被災後の外食産業(英国)

20110418日 ロンドン発

 福島第1原子力発電所の被災後、一部の国では日本食を敬遠する動きが報じられている。しかし、現在のところ英国ではそれほど目立った動きはない。

 

高品質の日本食品にこだわり、売り上げ伸ばす成都イトーヨーカドーの販売戦略(2(中国)

20110412日 広州発

 四川省成都市のイトーヨーカドーでは、市民の食生活の多様化や食品安全に対するニーズを背景に、日本食品の売り上げが増加している。フードコートを充実させ、家族で買い物を楽しむライフスタイルに対応するといった、成都の消費市場の特徴に合わせた工夫が効果を挙げている。シリーズ後編。

 

日本産食材、調理器具の市場拡大に期待食品見本市「CRFAショー」(2(カナダ)

20110406日 トロント発

 国内最大規模の食品見本市「CRFAショー」のジャパンパビリオンに出展した日本企業は、日本食や調理器具の品質の高さやヘルシーさをアピールした。来場者からはおおむね好評で、出展企業は今後のマーケット拡大に期待している。連載の後編。

 

カリフォルニア州の農業界で日本支援の動き広がる(米国)

20110406日 ロサンゼルス発

 日本の大震災を受け、長期間にわたって日本のコメを紹介し、日本と取引をしてきたカリフォルニア州のコメ業界が、日本への支援を表明した。それに続いて、プルーンやかんきつ類などの同州農業界にも支援の動きが広がっている

 

カリフォルニア州の農業界で日本支援の動き広がる(米国)

20110406日 ロサンゼルス発

 日本の大震災を受け、長期間にわたって日本のコメを紹介し、日本と取引をしてきたカリフォルニア州のコメ業界が、日本への支援を表明した。それに続いて、プルーンやかんきつ類などの同州農業界にも支援の動きが広がっている

 

みそや酢の出展に手応え食品見本市「CRFAショー」(1(カナダ)

20110405日 トロント発

 国内最大規模の食品見本市「CRFAショー」が368日、トロントで開催された。ジェトロは3回目となるジャパンパビリオンを設置し、日本産食材をPRした。会場での反応を2回に分けて報告する。

 

みそや酢の出展に手応え食品見本市「CRFAショー」(1(カナダ)

20110405日 トロント発

 国内最大規模の食品見本市「CRFAショー」が368日、トロントで開催された。ジェトロは3回目となるジャパンパビリオンを設置し、日本産食材をPRした。会場での反応を2回に分けて報告する。

 

日本食材への関心衰えずサンクトペテルブルクの日本食品関係業者に聞く(ロシア)

20110330日 サンクトペテルブルク発

 福島第1原子力発電所が被災したことにより、一部地域の農産品などから基準量以上の放射性物質が検出されたが、サンクトペテルブルク市内の日本食材取扱店では、今のところ売れ行きに大きな変化はないようだ。