2011年10月5日 物づくりビジネスに成功した菊地浩二氏をメイン・ゲストに「上海ビジネスの成功のコツ」勉強・懇親会を開催しました

 

チャイナ・ビズ・フォーラムは、上海で物づくりビジネスに成功した(株)協新製作所社長菊地浩二氏をメイン・ゲストにお迎えして、「上海ビジネスの成功のコツ」を伺う勉強・懇親会を105IVYホール・フィリアで開催しました。 

菊地浩二氏は、日本と上海で事業展開されていますが、上海進出時には中国での語学留学で培った人脈が大いに役立ち、中国人従業員の離職率も低い理想的な職場つくりに成功されています。講演では、従業員採用、顧客開拓など中国における製造業経営の勘所や中国人と向き合うスタンスについて臨場感あふれる体験談が伺えました。特に、菊地社長自身が留学し「中国を肌で感じるまで体を慣らしてから」中国現法を設立したことが成功の秘訣であったと強調されました。参加者からは、「中国事業の失敗例とは?」「社会保険制度はどうなる?」「中古設備を中国に輸入できるのか?」「販売代理店はどう見分けるか?」「中国に留学生として行くには?」などについて質問があり、活発な意見交換が行われました。

菊地浩二氏の講演の後、姫田小夏CbF代表から、「物価動向」「不動産市場」「中国中小企業の倒産」「地下鉄事故」などを中心に最近の中国情勢を報告し、引き続き活発な質疑・意見交換が行われました。

2011年7月28日 「ヒューネット21/チャイナ・ビズ・フォーラム合同セミナー」、 相互乗り入れで輪を広げる

 

 7月28日、チャイナ・ビズ・フォーラム(CbF)はヒューネット21の例会における合同セミナーを東京ウイメンズプラザ(渋谷区神宮前5-53-67)で開催しました。ヒューネット21幹事の林夕紀夫氏の開会挨拶に続いて、CbF代表の姫田小夏が一貫して追い続けている「中国ビジネスの光と影――3・11以降の日中ビジネスの変化を探る」をテーマに報告を行いました。 

 冒頭で中国経済の過熱感緩和、上海の消費市場と日本人コミュニティの拡大など、マクロ環境の説明があり、次に大震災後の日中ビジネスの変化について、沖縄マルチビザへの期待、日本の製造業の苦境と中国の反応、対日不動産投資などが紹介されました。また富裕層の不動産投資と移民ブーム、上海の消費事情と流行商品、中国の高速鉄道事故についての背景説明がありました。報告の後、CbF副代表の田丸周の進行により、「中国でCMを流すにはどのTV局がよいか」「沖縄マルチビザの効果は出ているか」「富裕層はどのように中国大陸から海外送金を行っているのか」など活発な意見交換が行われました。また個別には、「中国の人々の、価値観のバックボーンには何があるのか」という、ある意味哲学的な問題提起も受けました。参加者の多くは閉会後懇親会に移り、最近のビジネス情報を交換しあいました。

今回は、2つの異なるグループが1つの共通テーマのもとに相互に乗り入れるという、新たな試みでした。双方に刺激を受け、将来的に何かを予感させる取り組みでもあり、CbFとしてもこの経験を次に生かすべく知恵を絞りたいと思っています。

2011年 6月24日開催の「世な夜な話」備忘録

 

猛暑となった624日の晩、中国ビジネスに関心を寄せる方々にお集まり頂き放談会を開催しました。

 

中国市場における日本ブランドの販売で奮闘中の企業や、日本のものつくりを支える中堅企業、不動産企業や設計、投資関連企業や中国語スクールなど、まさに「日中ビジネスの今」を象徴する経営者やビジネスパーソン、政府関係者にご参加頂きました。39度を超えた高崎からは元上海駐在員が汗だくになって駆けつけてくれました。『爆笑!エリート中国人』の著者にもはせ参じて頂きました。

 

会場は立錐の余地もなく・・・とご参加頂いた22人の方には窮屈な思いをさせてしまいましたが、それでも、夫々のお立場から中国ビジネスのご縁や体験、進行中の取り組みなどをお話頂き、活発な意見交流の場となりました。

 

日本でビジネスに携わる中国の方にもお越し頂きました。「中国ビジネスには成功と失敗が混在しています、それを見極める力が重要」など、非常に説得力のあるメッセージを発信して頂きました。同時に、「温家宝首相の来日効果が奏功し、中国要人の訪日が活発化しています」との報告もありました。

 

中国からの訪日旅行客は徐々に回復の兆しにあることは、銀座に旗艦店を持つ化粧品メーカーさんのお話からも伺い知ることができました。

 

他方、学術界からもご参加頂きました。「来週は中国清華大学で講義に出張します」というご予定の大学教授や、「炭(すみ)作りの研究を東日本大震災後の瓦礫処理に活かしたい」と奮闘する大学教授も熱弁を振るってくれました。

 

また、昨今は「中国と不動産業」も新しいビジネス領域として動き始めています。中国のお客さんに日本の不動産を販売するというビジネスを視野に入れる企業からのご参加もありました。「これから大陸の顧客を開拓したい」「最近、視察のために重慶に出張しました」などのご発言からも、積極的なアプローチ状況が伺われました。

 

「中国を理解するには語学が必須条件です!」というメッセージもありました。自分の言葉で中国を理解する、これがビジネス成功の第一歩なのかもしれません。

 

広州ご出身の中国人ビジネスマンからは、「中国は発展しています。だから毎日の勉強が必要。自分は読書と人と会うことを大事にしています」といったお話も聞かれました。自らの祖国でありながらも、その中国と向き合おうとしている、その真摯な姿勢は学ぶべき点があります。

 

「出会った人は必然、今日の出会いを大切にしたい」「こういう会に参加してもっと中国のことを知りたい」といった言葉には、手弁当で臨むスタッフも励まされ、主催者冥利に尽きる瞬間を味わいました。

 

また、「本日は中国好きが集まった」という感想も聞かれました。確かに一つ言えることは、この会の参加者は大きな関心を中国に寄せている、ということだと思います。それも、単なるビジネスとして割り切るのではなく、「もっと理解したい、理解した先に成功がある」という気持ちを共有されています。

 

私たちは大資本が動かすフォーラムではありませんが、こうした「ローアングル」だからこそ「人と人との距離」、「日本と中国の距離」を縮めることができるのだと信じています。チャイナ・ビズ・フォーラムはスタートしたばかり。まだまだ、反省点も多いのですが、「なるほど、そうなのか」と中国ビジネスの「?」が解けるような会にしていくことができたらと思っています。

 

なお、この「備忘録」は当日ご参加頂いた福原政一さんのメモをもとに執筆致しました。ご参加者全員のコメントが詳細に書かれておりましたが、そのすべてをお伝えすることができず残念です。(姫田小夏)

2011年6月 セミナー「日本の不動産と中国」に参画

テーマ: 「日本の不動産と中国~中国人の不動産購入に対応する時の基礎知識」

日 時: 201167日 午後6時~8

場 所: 日本プレスセンター 9階 大会議室

講 師: 姫田小夏 中国ビジネスジャーナリスト。「ダイヤモンドオンライン」等で連載。

     単 国宏 日本で刊行されている代表的な中国語新聞「新華僑報」副編集長。

 概 要: 中国人が今なぜ日本の不動産を購入するかについて、源流(中国)にさかのぼってウォッチするフリージャーナリストの姫田氏に、「上海を中心とした現地不動産事情」を、また、日本在住19年で「娘も含めほとんど日本人みたい」と言う華字紙の幹部・単氏からは体験に基づく不動産論をうかがいました。

2011年6月4日 「第4回セミナー」を開催しました

 

 チャイナ・ビズ・フォーラム第1期第4回セミナー(「なぜ中国で失敗するのか、そのひとつの」)を6月4日、東京ウイメンズプラザ(渋谷区神宮前5-53-67)で開催しました。

 今回は、ショップアドバイザーとして、20年来中国で販売業務に従事されている島田ともこさんを講師にお迎えしました。「日本人の常識は中国人の初耳」「中国人の意識、文化の違い」「交渉事を成功させるには」「中国人材を育てるには」のテーマに焦点をあて、島田講師の「悲しい失敗」の謎解き話を中心に、姫田小夏のコーディネートにより、参加者からも体験談が紹介され、充実したセミナーとなりました。

 島田講師は中国人理解のズレが失敗の主因として、「多くの本社の幹部が中国の現場を知らない」と指摘しました。また、西洋人と中国人の意識、文化の違いをイラストで説明し、参加者の中国人理解が深まりました。日本の経営者は「経営者たるオーラを感じさせる人が少ない」というのも残念な実像です。続いて通訳、中国語契約書の取り扱いや、交渉前の事前準備の重要性が強調され、最後に人材育成の秘訣について体験談を交えた報告があり、閉会となりました。セミナー後、殆どの参加者が近くのイタリアン・レストランに移動し懇親を深めました。

ゲストコメンテーター:島田 ともこさん

ショップアドバイザー。中国歴20年。現在、中国の日系企業で販売店舗全般に関

する業務に従事。店舗設計の図面チェックやディスプレイ(ハード 面)から、

販売員の接客サービス(ソフト面)までをトータルでサポート。日中の文化やメ

ンタリティの違いを重視し、地に足ついた日中ビジネスを展開中。

2011年5月26日 「第3回セミナー」を開催しました


 チャイナ・ビズ・フォーラム第1期第3回セミナー(「中国人富裕層の実像」)を526日、東京ウイメンズプラザ(渋谷区神宮前5-53-67)で開催しました。参加者は、会社経営者、コンサルタント、ビジネス関係者、建築家、NPO関係者など多彩な顔ぶれでした。
 今回は、イタリア高級紳士服ブランド、エルメネジルド・ゼニアグループで92年以来中国市場開拓を担当された、中国ファッションビジネス評論家のサダナオコさんを講師にお迎えし、ハイエンドブランドを販売する現場の視点から「富裕層の実像」について迫りました。

 「先進国の高級ブランド市場は飽和状態にあるが、高成長の中国は米国に次ぐ重要市場と位置づけられている。中国のハイエンド・ブランドマーケットから観察した中国富裕層は年収3千万円以上であり、日本人が想像するところの富裕層と、現実の姿にはズレがある」とサダ講師は指摘しました。また、日本の顧客はシーズンに1着、政治家、医者、弁護士などの顔ぶれが多いことに対し、中国の場合は株や不動産の売買などを経て「一夜にして大金をつかんだ金持ち」が多いとも。そのため、「昼間の来店が多く、まとめ買いが顕著」という違いもあると言います。富裕層にはアウトローも少なくなく、「2~3年で消えてしまう顧客もいた」など、日本の代々続く富裕層とはかなり異なる実像が浮かび上がりました。

 続いて、姫田小夏との対談形式で、店舗展開や管理、人材育成の要点などの経営課題について体験談が報告されました。報告の後、「広告戦略は」「中古ブランドショップはあるか」「富裕層と知り合う場はどこか」などの質疑や意見交換が活発に行われました。

ゲストコメンテーター:サダ ナオコさん

(ファッションビジネス評論家)

大学卒業後、イタリア高級紳士服ブランド、エルメネジルド・ゼニアグループの日本法人に入社。本社のリテイルオペレーションを学ぶため、2年間イタリア ミラノで研修。帰国後、東京の第一号フラッグシップショップ開店プロジェクトを担当。その後、中国、香港、台湾地区マーケットのマーケティングマネージャーなどシニアマネジメントとして勤務。中国では、1992年からハイ・エンドブランドマーケット開拓に携わる。2008年大阪にサダオペレーションコンサルティング株式会社を設立しビジネスコンサルタントとして独立。

 

サダ ナオコさんの「中国のファッションビジネス」を<掲示板>に掲載しました。

 

2011年2月24日 「第2回セミナー」を開催しました


 チャイナ・ビズ・フォーラム第1期第2回セミナー(「上海市場と日本ブランドの浸透」)を2月24日、東京ウイメンズプラザ(渋谷区神宮前5-53-67)で開催しました。参加者は、会社経営者、エコノミスト、コンサルタント、ビジネス関係者、中国人留学生など多彩な顔ぶれでした。
 チャイナ・ビズ・フォーラム副代表の田丸 周が「中国の消費拡大:期待と課題」を演題に、中間層・富裕層の消費内容、過剰貯蓄抑制策などの報告を行い、続いて、姫田小夏が、「上海女性と消費」をテーマに報告しました。冒頭、「上海ビジネスでは常に同じ失敗が繰り返されている、もう少し事前に現地事情や中国人の嗜好を理解しておくべき」と前置きし、本人が上海で撮りためた写真のスライド上映を交えながら、中国人女性の特質、若年女性中間層の消費傾向など、女性を中心(上海では消費を支えるのは高所得の女性)に捉えた最新の上海消費市場動向について語りました。報告の後、「なぜ中国人はブランド品を日本で買いたがるのか」「上海では1人当たりの外食における支出はどの程度なのか」「最近のサラリーマンはランチにどの程度の支出をするのか」などの質疑や意見交換が活発に行われました。

 チャイナ・ビズ・フォーラム第1期第1回セミナーを27日、東京ウイメンズプラザ(渋谷区神宮前5-53-67)で開催しました。ビジネス関係者、大学教授、コンサルタント、建築家、NPO関係者など12名が集まり、中国留学経験のある学生も1名参加しました。

 開会に際して、チャイナ・ビズ・フォーラム副代表の田丸 周が、「複雑、多様でわかりづらい中国の実像をロー・アングルで観察し、中国市場の特質、リスクを踏まえた対中ビジネスの勘所を会得することが本フォーラムの目的」と挨拶。引き続き、第1部「中国経済概観」に入り、田丸 周より「中国の消費を展望する」を演題に、中国の経済規模の捉え方、都市化と消費市場の特質などの報告がありました。第2部「上海のビジネス環境と消費動向」では、チャイナ・ビズ・フォーラム代表の姫田小夏が、インフレ状況や所得階層の分析資料とスライド写真を基に、最新の上海における販売市場の実態について報告を行いました。報告後の第3部「意見交換」では、中国人の憧れるライフスタイル、将来の高齢化社会の展望、中国クラッシュ説などについての質疑応答と意見交換が活発に行われました。

 閉会後、参加者はイタリアン・レストランで開かれた懇親会場へ移動。姫田小夏の乾杯で始まった懇親会は引き続き談論風発の場となり、出席者間の交流、親睦が一層深まる場となりました。

2011年2月7日 「チャイナビズフォーラム第1回セミナー」を開催しました

2011年1月28日 「上海の会」を開催しました

 姫田小夏の呼びかけによる上海同窓会を2011年1月28日、エスカレラ(渋谷区富ヶ谷1-52-6)で開催しました。ビジネス関係者、学識経験者、エコノミスト、医者、画家、官僚、NPO関係者など多士済々20名が集まり、日本で活躍中の中国人も3名参加しました。それぞれが上海、日本で関わったビジネスの時期は異なっていましたが、中国通の日本人と日本通の中国人がワイン、料理をともに、各人の体験に基づく日中交流、日本感、中国感の思いを熱く語る場となりました。

 巨大な隣国で相互依存関係が日に日に拡大していく中で、職場でも街中でも中国人を知る機会は高まっていますが理解度は追いついていません。参加者のコメントのなかには「中国は複雑な国」というものもあり、中国人についての理解は中国人ですらむずかしいようです。

 元気のない日本に対する意見もありました。相互理解に努め、両国の強みをお互いに活用していけば、日中が次の新時代の担い手になれるのではないでしょうか。多様な中国人の嗜好・行動を多くの日本人に正しく伝えることの重要性が浮き彫りにされた、「上海の会」で共有した熱き思いをチャイナ・ビズ・フォーラムへ横展開していきたいと思います。