【第115回】 政権奪還したタカ派の安倍首相に

中国人が寄せる「期待」と「現実」 

[2012年12月28日]

12月26日、第2次安倍政権が発足した。3年3ヵ月振りの政権交代劇と安倍氏の復活劇を、中国はどのように受け止めているのだろうか。タカ派のイメージが強い安倍新政権だが、中国では警戒感以上に、むしろ期待感の方が強いようだ。

 

【第114回】 尖閣問題で今度は「脱中国・アジアシフト」

安易な“横並び進出”で日本企業は勝てるのか? 

[2012年12月14日]

日本企業の中国進出は上海万博前後のブーム期を経て、尖閣問題によって曲がり角を迎えている。中国以外へのアジアシフトが模索されているが、はたして「他社が行くからウチも」といった安易な姿勢で、日本企業は成功できるのか。

 

【第113回】 国民悲願の「公平に」は絵に描いた餅?

習近平政権にのしかかる「社会格差」の負の遺産 

[2012年11月30日]

11月15日、習近平氏は記者団に向けて行った演説で、毛沢東氏の言葉を引き「対人民負責、為人民服務」(人民に対して責任を負い、人民のために尽くす)と語った。では、人民のためにどう尽くすべきなのか。

 

【第112回】 あのときの張本人たちは今――中国メディアの“反日デモ検証報道”から見えてくるもの 

[2012年11月19日]

中国100都市以上で発生したとも報じられている反日デモから、すでに2ヵ月が過ぎた。季節が秋から冬へと移るように、中国もあの当時のままの中国ではない。徐々に変化も表れている。中国のメディアは今、あの激しかった反日デモを改めて国民に問いかけている。

 

【第111回】 上海の日常に忍び込んできた

軍靴の響きに不安を抱える市民たち 

[2012年11月02日]

このごろ、上空の騒音が気になるようになった。上海市北部には、中国人民解放軍が管理する大場飛行場があるが、どうやらここを離発着する軍用機が増えたようだ。人民解放軍の主な幹部人事も入れ替わり、若返りが図られた。

 

【第110回】 中国市場から撤退したい、

だが退くに退けないその訳とは 

[2012年10月19日]

上海では今、日本人が集まれば「今後どうする?」の話題で持ちきりだ。相互に情報収集に余念がない。今回の暴動を機に事業縮小もしくは撤退する日系企業が出始める一方、企業にはさまざまな「退くに退けない」事情もある。

 

【第109回】 背水の陣で進出、オンリーワン商品に強み――

現地での対日制裁にも怯まない日本の中小企業 

[2012年10月05日]

トヨタとも間接的に取引のある愛知県の自動車部品加工メーカーのA社は、江蘇省の経済開発区に昨年、新工場を設立。しかし尖閣問題をめぐる対日制裁で、先行きには黒雲が垂れ込めていた。

 

【第108回】 反日感情に温度差、一枚岩になれない中国

~上海の反日デモの現場から 

[2012年09月21日]

柳条湖事件が勃発したとされる9月18日、上海でも反日ムードが一気に高まり、上海日本総領事館周辺はデモ隊の掲げる五星紅旗で赤く染まった。「魚釣島は中国のものだ」「日本製をボイコットせよ」と叫ぶデモ隊が日本領事館を取り囲んだ。

 

【第107回】 コスト高騰と過当競争で賄賂の捻出も困難に――

ついに限界?中国ビジネスに音を上げる経営者たち 

[2012年09月07日]

景気が鈍化する中国で、中国ビジネスに音を上げる経営者が続出、労働集約型の製造業のみならず、ホテルや飲食などサービス業からも悲観論が聞こえてくる。中国ビジネスに旨みはなくなってしまったと訴える、上海の飲食業界をクローズアップした。

 

【第106回】 反日デモ、抗議活動の急先鋒「90后」世代は

“時代のヒーロー”か“紅衛兵の再来”か 

[2012年08月24日]

中国での反日デモや抗議活動への参加者は、圧倒的に若い世代が多い。その急先鋒となっているのが、1990年代生まれの「90后(ジューリンホウ)」、今年13歳~22歳の年齢層に相当する。彼らが矛先を向けるのは、高圧的に安定維持を続ける中国共産党だ。

 

【第105回】 「中国、再び不動産熱」は本当か? 

[2012年08月10日]

「中国、再び不動産熱」―― 7月下旬、日本のメディアは、金融緩和で動きが出始めた中国の不動産市場の変化を報じた。その背景には中国人民銀行の利下げが指摘されるが、それだけではなく、「利下げは政府の政策転向だ」という先走った誤解が「買い」に火を付けたのだ。

 

【第104回】 中国でいじめが少ない理由

「正直、他人を構っている時間などない」 

[2012年07月27日]

中国の教育現場でも問題は山積みだが、学校そのものは、日本のように“荒廃”はしていない。日本語の「いじめ」に相当する中国語「受欺負」で検索してみると、中国語サイトなのにヒットするのは日本に関する記事ばかりだ。

 

【第103回】 在中国20年の三城ホールディングス副社長が語る

パリミキ「中国直営店舗数3ケタ」の極意 

[2012年07月13日]

「パリミキ」ブランドで知られるメガネ小売りの三城ホールディングスは、海外展開にも積極的で、中国へも92年に業界一番乗り、08年には156店舗まで拡大している。外資規制が強い中国で直営店舗数3桁の展開を可能にしたのは、動きの速い市場に対応するトップの決断力だ。

 

【第102回】 キーワードは“オール九州”
上海でJR九州が飲食業に進出する理由 

[20120629]

今年3月、JR九州の主要子会社であるジェイアール九州フードサービスが、上海市華山路に日本料理店を出店した。同社は東京・赤坂見附に和食「うまや」を展開しているが、同店はその上海1号店に当たる。

 

[20120615]

2020年の中国の未来像をめぐって、中国国内でも大激論が展開している。中でも、一部の専門家やメディアが懸念し始めているのが、中国における労働集約型企業の行方だ。その背景には労働者の賃金高騰がある。

 

[20120601]

このところ、中国の近海が騒がしい。東京都が尖閣諸島の購入を打ち出したこと、フィリピンと揉める黄岩島(スカボロ-礁)事件、それに続いて中国漁船の北朝鮮軍による拿捕――。領海侵入を恐れない向こう見ずな中国漁民、彼らの本音はどこにあるのだろうか。

 

[20120518]

銀座4丁目といえば中国人観光客の買い物の聖地。そこである変化が起きている。日本のある化粧品メーカーがその変化の兆しをキャッチした。「このところ1人当たりの購入単価が減少している」――。減少しているのは、中国人観光客による購入単価だという。

 

【第98回】 日本の高齢者の“七不思議”
中国人の目に映った日本の老人たちの「なぜ」 

[20120420]
急速に進む高齢化社会は中国においても同じ。介護先進国・日本に学ぼうと、日本の高齢者事情を視察した複数の中国人からのコメントは、非常に示唆に富むものがある。ここ半年で出会った中国人の、専門家を含めたコメントをまとめてみた。

 

【第97回】 「一生持ち家に住めない!」中国で格差拡大が深刻化
遅すぎた低・中所得者層向け「保障性住宅」普及 

[20120406]
中国では度を超した住宅価格の値上がりが深刻な格差問題を生んでいる。格差の底辺に追いやられた国民が「一生持ち家に住めない」という怨念を強める中で、低所得者への住宅供給がひとつの大きな政策的課題となっている。

 

【第96回】 危機に瀕した日本の林業に一筋の光明
消費急増・供給不足の中国木材市場を目指せ 

[20120323]
日本の山林の荒廃が深刻だ。杉やヒノキの人工林を抱える山の無価値化が進行しているのだ。地方経済の浮沈にも影響する山林経済、その出口を中国に求める動きが水面下で進んでいる。

 

【第95回】 経済成長目標引き下げで風向き変わる中国経済
日本企業の出番はむしろ今? 

[20120309]
全人代の開会式で温家宝首相は、今年の経済成長率目標を昨年の8%から7.5%に引き下げることを明らかにした。地元紙は「7.5%の維持ですら努力を要する」と厳しい現実を突きつける。上海市民も「今までとは時代が変わってきている」と不安を隠さない。

 

【第94回】 世界有数の大都市・上海で「住めない家」が続出
中国のマンションは単なる鉄とコンクリートの塊? 

[20120224]
上海の発展のシンボルでもあった高層マンション群、その美しく彩られていた“化粧”が、静かに剥がれつつある。ついに「安かろう、悪かろう」が露呈し、今、「住めない家」が続出しているのだ。

 

【第93回】 旅慣れた観光客が増加、「マナー問題」も薄れる
中国からの集客に本腰を入れる日本の地方都市 

[20120210]
3.11
以降落ち込みが続いた中国人の訪日観光ツアーだが、昨年10月には前年同月並みに回復。1112月は3割超、11月、12月の単月の訪日客数がそれぞれ過去最高を記録した。この上昇機運を確実にとらえようと、地方都市も積極的な売り込みを展開する。

 

【第92回】 経済引き締めで中国人経営者が自信喪失!?
“ポスト不動産業”をめぐる暗中模索が始まった 

[20120127]
欧米経済の低迷、国内経済の引き締めにより、中国もまた一人勝ちが難しくなった。その先行き不安感は、飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長を遂げたはずの中国人経営者にも色濃く現れる。不動産投資が期待薄になった次の時代、どう儲けるかの暗中模索が始まった。

 

【第91回】 岡田武史・前日本代表監督を引き抜いた中国サッカー
“壊滅状態”からの立て直しは「百年の計」か 

[20120113]
澤穂希選手がFIFAバロンドール賞を受賞し、短期間に急成長を遂げた日本のサッカーに世界の視線が集まっている。中国サッカー界は今、日本からそのノウハウをどん欲に吸収しようとしているが、課題は山積みだ。